ネガティブなことだけじゃない夜勤
夜勤というと、体力的にきついなどのネガティブなイメージを持たれる場合が多いと言える。職業や仕事としては、24時間体制で勤務をしなければならない医師や看護師をはじめ、交通量の少ない夜間に勤務を行う場合がある土木作業、そして24時間稼働している工場での勤務などが挙げられるだろう。これらの職業には大変な勤務も多いが、夜勤ならではのメリットも多くある。
まず挙げられる夜勤のメリットは、「深夜手当が付く(給料や時給が高い)」ということである。労働基準法では、午後10時~午前5時までの時間に勤務を行う場合は、通常の時間労働の賃金にその25%分を上乗せしなければならないという決まりになっているため、同じ労働時間でより高い給料を得ることが可能である。なので、とにかく稼ぎたいという場合は、日勤よりも夜勤を選んだほうが効率がよいと言えるだろう。
次に挙げられるメリットは、「昼間にしかできない用事が済ませられる」ということである。役所や銀行、そして病院などは、基本的には昼間しか受け付けていないため、日勤だと行く時間が取れないというケースも多いと言える。しかし夜勤であれば、昼間にしかできない用事を自由に済ませることができるだろう。
さらに挙げられるメリットは、「通勤時に道路が混まない」ということである。車通勤の場合なら、日勤だと通勤ラッシュに悩まされることも少なくないが、夜勤なら比較的道路が空いた時間帯に通勤できるため、交通渋滞に悩まされることもないだろう。