夜勤をする仕事はさまざまな業界にあるが、その中でも顕著なのは製造業だ。工場は製品を納期どおりに作らなければいけないし、多額の設備投資をして夜間は稼動させないのは不合理ということから、どうしても24時間機械を稼動させるのが一般的だ。
こうした工場等で夜勤として働く場合には多くのメリットがある。その中でももっとも大きなメリットとして挙げられるのが、昼勤で働く人と比べて給料が高いことだ。これは労働基準法の第37条第4項に、午後22時から午前5時まで従業員を働かせる場合、「通常の労働時間の賃金の計算額の二割五分以上の率で計算した割増賃金を支払わなければならない。」という記載があるからだ。つまり、昼勤の人よりも最低でも25%以上給料が高くなるというわけだ。これはアルバイトでも正社員でも派遣社員でも条件は同じだ。
しかも、正社員で働くことができれば夜勤手当が付く場合もある。一般的には月額で10000円から20000円が支給されることが多い。もちろん、勤務する会社によってこの金額は異なるので、求人に応募するときには必ずチェックすることだ。
このように、夜勤で働く場合には、こうした給料アップというメリットが期待することができる。ちなみに、小さいメリットも挙げるとするなら、夜勤の場合には会議や客先対応などの業務がないので、集中して仕事に取り組めることだ。夜勤というと悪いイメージを持っている人が多いかもしれないが、実際には大なり小なりのメリットがある。なのでメリットを知った上で夜勤の仕事で働いてみることをオススメしたい。